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「洛市」販売のトレード 京都・南山城にシイタケ工場、3年後操業へ 雇用創出に期待

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「洛市」販売のトレード 京都・南山城にシイタケ工場、3年後操業へ 雇用創出に期待

 府内産野菜を京野菜ブランド「洛市」として全国に流通させている販売会社トレード(京都市下京区)が、南山城村にシイタケを生産する工場を建設することになり、21日に村と企業誘致の協定を結んだ。村が土地を有償貸与し、2020年6月からの操業を目指す。同社は20人程度を現地採用する予定で、手仲圓容(かずよし)村長は「ウィンウィンの関係を築きたい」と経済効果に期待を込めた。

 村にとっては企業誘致第1号で、建設予定地は国道163号沿いにある道の駅「お茶の京都みなみやましろ村」近くの農地約8千平方メートル。村が購入後に造成して同社に貸与し、19年度に着工する。

 同社によると、約3300平方メートルの敷地に鉄骨平屋建ての「きのこ工場」(仮称)を建設予定。シイタケの菌床栽培を行い、年間生産量約290トン、売上高約2・5億円が目標だ。

 村役場で行われた調印式で、稲田信二社長と手仲村長が協定書にサインした。稲田社長は「農産物の生産力減少が社会問題になっているなか、安定供給とブランド化を進め、この地域の産業発展に尽力したい」とあいさつ。「洛市」ブランドで全国約800店のスーパーなどに展開する販売ルートを通じ、工場で生産したシイタケを販売する。

 シイタケはもともと茶やトマトと並ぶ村の特産品。原木栽培が盛んだが、手仲村長は「既存の栽培農家とは棲み分けできる」と強調。「販路を拡大できれば生産農家の経営も安定し、地域の活性化にもつながる」と話した。