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つくばみらいの路上刺殺少年初公判 「間違いない」 動機、刑事処分争点に

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つくばみらいの路上刺殺少年初公判 「間違いない」 動機、刑事処分争点に

 つくばみらい市の路上で昨年6月、女性を釣り具のフィッシュピックで刺して殺害し、近くの川に遺棄したとして、殺人と死体遺棄の罪に問われたつくば市の少年(18)の裁判員裁判初公判が14日、水戸地裁(小笠原義泰裁判長)で開かれ、少年は「間違いありません」と起訴内容を認めた。争点は殺害の動機や処分、量刑に絞られた。

 起訴状などによると、少年は昨年6月30日、つくばみらい市の路上で、牛久市の進士康子さん=当時(42)=の背中や頭などをフィッシュピックで複数回刺して殺害し、遺体を約400メートル先の西谷田川に投げて遺棄したとしている。

 検察側は冒頭陳述で「『人を刺してみたい』という動機で進士さんを殺害した」と指摘し、「重大な結果を招いた」として刑事処分を主張した。証拠調べでは、フィッシュピックによる刺し傷が頭や背中、あごなど計70カ所に達していたとする司法解剖の結果を示し、進士さんの家族が「命をもって償ってほしい」と訴えたことも明かした。

 一方、弁護側は「少年は対人恐怖で自分のことをうまく話すことができず、動機は不明だ」と指摘。「自首しており、反省もしている。再犯の可能性もない」として保護観察処分が妥当と結論づけた。

 証人尋問では、少年の母親が「自首する際、『一生をかけて償おう』と誓った」と涙ながらに告白し、少年はうつむいたまま微動だにせず聞いていた。

 15日には被告人質問が行われる。判決は25日。(丸山将)