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「平群の小菊」支え天皇杯受賞 中尾さん夫妻、奈良知事に報告

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「平群の小菊」支え天皇杯受賞 中尾さん夫妻、奈良知事に報告

 農林水産振興の業績を顕彰する第56回農林水産祭の園芸部門で、平群町の小菊栽培農家、中尾佳照さん(55)と妻の由美さん(55)が最高賞に当たる天皇杯を受賞し、12日、奈良市の県庁を訪れて荒井正吾知事に報告した。

 天皇杯は、園芸や畜産、水産などの分野で優れた成果を挙げた関係者に毎年7部門で贈られている最高賞。中尾夫妻は小菊の栽培で効率的な薬剤散布方法を開発したほか、電灯などを照射して開花を調節する栽培方法を初めて確立し、安定供給に貢献したことが評価された。

 同町産の小菊は現在、関西でシェア5割を誇る。「JAならけん西和花卉(かき)部会」の役員として「平群の小菊」をブランド化した佳照さんは「非常に光栄で、重みや責任をひしひしと感じる。賞に恥じないよう、生産や販売技術などを後継に伝えていきたい」と話した。

 荒井知事は「花を育てるのはとても手間がかかる。平群を小菊のトップブランドに押し上げた功績は大きく、立派だ」と称賛した。