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ヘッドライトは日没30分前に 事故防止へ茨城県警呼びかけ

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ヘッドライトは日没30分前に 事故防止へ茨城県警呼びかけ

 水戸市内で日没前後の10分間にヘッドライトを点灯していた車が約26・2%にとどまっていたことが、県警の調査で分かった。冬場の日没前は周囲が急に暗くなるため、ドライバーの視界が悪くなり、交通事故が多くなる傾向がある。県警は事故防止に向け、ヘッドライトの「日没30分前点灯」を呼びかけている。(丸山将)

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 調査は、水戸市の国道6号(吉沢町)や県道342号(大工町1丁目)など5カ所で、10月26日と11月1、7日の3日間実施した。対象は計1万2347台で、日没30分前から5分刻みに日没15分後までヘッドライトを点灯している車を数えた。

 点灯していた車は、日没30~25分前が2・0%、25~20分前が1・9%で、その後、10~5分前まで徐々に増えるが、5分前~日没でも17・4%にとどまった。日没~5分後では35・2%まで上昇し、10~15分後には79・9%まで上がった。

 ただ、日没前後10分間の点灯率は26・2%で、4台に1台しか点灯していない実態が浮かび上がった。

 県警交通総務課によると、平成26年から28年までの3年間の10月から12月に発生した人身交通事故9256件(負傷者1万1900人)を時間帯別に分析すると、午後4~6時が1706件(同2214人)で、いずれも全体の約2割を占めて最も多かった。

 道交法では、夜間(日没から日の出までの時間帯)に、車の前照灯や尾灯などを点灯することを義務づけている。運転に関するマナーについて定めた「交通の方法に関する教則」では、日没前後1時間の時間帯に事故が多発するため、早めのライト点灯で車の存在を知らせるよう促している。

 同課の担当者は「早めにライトを点灯することで、車も歩行者もいち早く相手の存在を認識できる。事故防止につなげるためにも、『日没30分前点灯』をしてほしい」と呼びかけている。