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弥生の祭祀土器など紹介 松山で「いにしえのえひめ」展

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弥生の祭祀土器など紹介 松山で「いにしえのえひめ」展

 愛媛県埋蔵文化財センター(松山市衣山)が平成28年度に発掘調査を行った遺跡から出土した土器や石器約150点を紹介する「いにしえのえひめ」展が、松山市考古館(同市南斎院町)で開かれている。来年1月14日まで。

 今治市新谷で道路工事に伴い発掘した「新谷古新谷(にやこにや)遺跡」からは、古墳時代後期(6世紀ごろ)の生活跡や川の跡が見つかった。農耕用の鍬(くわ)の柄や馬具の鐙(あぶみ)、下駄状の履物、琴などの木製品が多く出土。弥生時代後期(2~3世紀ごろ)の祭祀(さいし)などに使われる「器台」と呼ばれる土器も見つかったことから、大規模な集落跡と推定されている。

 また、伊予市双海町の中山スマートインターチェンジ建設予定地の「高見I遺跡」からは、旧石器時代(2~3万年前)の生活址が発見され、5千点を超える石器類が見つかった。四国で初めて出土した「剥片尖頭器」はロシアや朝鮮半島にルーツがあるという。

 来年1月13日には、新谷古新谷遺跡の調査報告会を開く。また、12月16日午後1時半から徳島県埋蔵文化財センターの氏家敏之氏が「瀬戸内地域の旧石器人の暮らし」と題して講演する。問い合わせは同館(電)089・923・8777。