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【関西の議論】世界最大級「鳴門の渦潮」に科学のメス 世界遺産に向けた本格調査でメカニズム解明なるか

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【関西の議論】
世界最大級「鳴門の渦潮」に科学のメス 世界遺産に向けた本格調査でメカニズム解明なるか

多くの観光客が見学に訪れる鳴門海峡の渦潮。今月には「世界最大級」を裏付ける科学的調査が行われた(今年2月、本社ヘリから) 多くの観光客が見学に訪れる鳴門海峡の渦潮。今月には「世界最大級」を裏付ける科学的調査が行われた(今年2月、本社ヘリから)

 世界遺産を目指す調査は、兵庫、徳島両県の関係団体などでつくる世界遺産登録推進協議会が自然遺産と文化遺産を視野に行う方針で、徳島県が文化面を担当。自然面を担当する兵庫県が、今年度から平成31年度までの3年間で渦潮を科学的に調査することになった。世界遺産にふさわしい現象だと証明することで、まずは国内暫定リスト入りを目指す。

最新機器を導入

 今回の調査ではドローンなどの最新機器を使い、上空と海中の両面からメカニズムの解明を進めた。ブイによる調査では、調査員が漁船からGPS(衛星利用測位システム)装置の付いたブイを渦潮の上流から投げ込み、下流で待機した漁船が回収する作業を繰り返した。渦の位置や移動の速さ、回転速度などを調べるという。

 ドローンでは高度100~150メートルの上空から、渦潮の発生から消滅までの過程を動画や静止画で撮影。さらに高度約700メートルに待機させたヘリコプターや、大鳴門橋の主塔や管理通路に設置された定点カメラも使い、さまざまな角度から渦潮を撮影した。

 「現在の播磨灘側と太平洋側の潮位の差は約83センチで、潮流の速さは時速約17キロと想定されている。条件は整っており、あとはきれいな渦ができるかどうかですね」。調査に同行した県の担当者は話す。

 船からは次々と渦が生じる様子が見て取れたが、渦が大きすぎてどのくらいの規模なのか把握しにくかった。上空の映像が客観的なデータとして役に立ちそうだ。

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