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秋田・五城目町、町の中心空き店舗「遊び場」に 改修で活性化期待

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秋田・五城目町、町の中心空き店舗「遊び場」に 改修で活性化期待

 ■カフェ・講座も

 空き店舗をリノベーション(大規模改修)した無料の「遊び場」が11月、五城目町の中心部、朝市通りの入り口にオープンした。教育ベンチャーのハバタク(東京)が運営する「ただのあそび場 ゴジョーメ」で、子供から大人までが集い、学び、遊べる場所というコンセプトだ。

 2階建てで、子供から大人まで対応できるボルダリング壁、落書きできる壁、絵本などを備えた本棚、ちゃぶ台などがそろう。営業時間は月~金曜日の午後1~6時で、ハバタクのスタッフが常駐。改修費用はクラウドファンディングで約110万円を集めた。

 12月には空きスペースにカフェがオープン。来年1月には有料で、小学生向けの自然や歴史などの学習講座と、ネーティブスピーカーとのオンライン通話も取り入れる大人向けの英語学習講座を、それぞれ開講する予定だ。

 きっかけは五城目町で約520年続く朝市(年内は終了)で、定期開催日の一部を若者や新規参入者に開放、多くの人が五城目町に集まるようになったこと。「町の中心部に集まれる場所を作り、遊びを生み出していくことを通じて学び方や働き方、暮らし方の変化につながってほしい」とハバタクの丑田俊輔社長。

 高齢化率の高い秋田で、新しい地域活性化の手法とライフスタイルを提案している形でもあり、同じ悩みを抱える地方自治体の先行事例にもなり得る。同社では平成30年度以降、「ただのあそび場」を他の地域でも展開していく方針だ。

 五城目町では、廃校になった小学校を活用して25年秋にオープンした地域活性化支援センター(BABAME BASE)にベンチャー企業を誘致し、現在はハバタクをはじめ、14事業者が入居。同センターには28年度で6千人近い見学者らが訪れた。町には26年度以降で、30代前後の若者が33人、移住している。(藤沢志穂子)