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千葉県立高入試、一本化へ 32年度から2月下旬の「本検査」のみに

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千葉県立高入試、一本化へ 32年度から2月下旬の「本検査」のみに

 県立高校の入試のあり方を検討している県教育委員会の有識者会議は、現行で前・後期の2回に分けて実施している入試を1回にする改善試案をまとめた。入試の「一本化」は、現在の小学6年生が受検する平成32年度実施の入試から実施する見込みという。

 現在の県立高校の入試は、2月中旬の「前期選抜」(2日間)と3月上旬の「後期選抜」(1日間)に分けて行われているが、これを2月下旬の「本検査」(2日間)の1回に変更する方針だ。

 現行の前後期選抜はこれまで7回行われているが、「県公立高等学校入学者選抜方法等改善協議会」で課題などを検討。その中で、前期選抜では普通科の場合、合格者が募集定員の30~60%となり、受検生の多くが不合格を経験し、その後の後期選抜でも同じ学校・学科を受検するケースが多くなっていることや、2回の選抜により受検期間が長期化し授業時間の確保が困難となるなどの課題が浮上。課題対応のため、一本化への移行が現実的となった。

 変更後は、受検生の負担軽減のため、1日で5教科行われていた学力検査を2日間に分けて実施。2日目には、各学校で設定している面接や作文などの検査を行う。インフルエンザなどやむを得ない事情で本検査を受けられなかった受検生の救済策として「追検査」も設定し、合格発表は3月上旬に両検査の結果を合わせて発表する。

 今後、改善試案についてパブリックコメントを募集するなど、詳細な検討を進める。県教委は「生徒の多様な能力、適性などを多面的に評価できる選抜にしたい」としている。