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国内初、黒いシジュウカラ 筑波実験植物園「近隣で繁殖も」 茨城

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国内初、黒いシジュウカラ 筑波実験植物園「近隣で繁殖も」 茨城

 国立科学博物館筑波実験植物園(つくば市天久保)で、全身が黒いシジュウカラが見つかった。シジュウカラは頬や腹部が白いのが特徴だが、この個体は全身が黒や灰色を帯びている。同植物園によると、こうした黒い個体が国内で確認されたのは初めてで、世界的にもオランダで報告事例があるだけだという。

 シジュウカラは、ほぼ全国に分布し、森林などに棲むが、市街地でも見られる身近な野鳥で、スズメと同じぐらいの大きさ。

 黒い個体は今年2月、同植物園内で発見された。研究グループが捕獲し、採血してDNAを分析したところ、雌のシジュウカラと判明した。

 同植物園などによると、海外では色素に関係する遺伝子の突然変異で鳥類が黒くなるケースがあるが、今回発見された個体がなぜ黒いかは不明という。

 個体はすでに放鳥されたが、冬から春にかけて親子で再び同植物園に舞い戻る可能性もあるという。同植物園は「近隣で繁殖していると考えられる。今後、何年見られるか、子孫を残すかについて興味が持たれる」としている。(篠崎理)