産経ニュース

超音波でサクラマスを「健康」に、養殖拡大目指し研究 富山

地方 地方

記事詳細

更新


超音波でサクラマスを「健康」に、養殖拡大目指し研究 富山

サクラマスの稚魚が泳ぐ水槽と超音波発生装置を手にする県立滑川高校の吉倉桂三教諭=富山県滑川市 サクラマスの稚魚が泳ぐ水槽と超音波発生装置を手にする県立滑川高校の吉倉桂三教諭=富山県滑川市

 滑川高校の実験室に設置された水槽には、同校でふ化させたサクラマスの稚魚約60匹が泳ぎ、水面にはハンドボールを半分に割ったような大きさの超音波発生装置が浮かぶ。装置から水中に向けて放射状に出された超音波が、水槽の壁に当たって繰り返し反射し、泳いでいる稚魚に照射される仕組みだ。

 6月に始めた実験では、超音波を当てた稚魚と普通に育てた稚魚とで、生き延びる数や成長のスピードに変化が出るかどうか調べる。まずは骨折治療と同じ周波数の超音波を当ててみるが、数年かけて適切な周波数や当て方を探るという。

 データ収集や水槽の管理は、海洋生物を研究するクラブ活動の一環として1~3年の生徒4人が担当。吉倉さんは「養殖技術の研究を通じて、資源や環境保護についても考えてもらいたい」と話している。