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衆院選 長野2、4区で共社連携 中川・毛利氏を相互支援

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衆院選 長野2、4区で共社連携 中川・毛利氏を相互支援

 共産党県委員会は5日、社民党県連の中川博司幹事長(59)が衆院長野2区で出馬することを踏まえ、同区の立候補予定者を取り下げ、中川氏を支持する方針を発表した。社民党は、共産党が4区で擁立予定の毛利栄子氏(66)を支援する。共産党は1区でも、無所属で出馬する篠原孝氏(69)を支持する。

 共産党の鮎沢聡委員長は同日の記者会見で、社民党と2、4両区で相互支援することについて「野党と市民の力を結集すれば自民候補に勝利できる選挙区だ」と強調した。

 新党「希望の党」に関しては、憲法改正や安全保障法制を容認していることから、「自民党の補完勢力」だと断じた。会見には、社民党の竹内久幸代表も同席した。2党が連携し衆院選に臨むのは初めてだという。

 篠原氏の支持方針をめぐっては、共産党側が篠原氏と接触した際、今回選挙で当選してもその後、希望に入党しない意向が示されたため、共産党として自主的に支援する考えを伝えたという。

 鮎沢氏は「完全に合意できた」としており、今回選挙の基本戦略について「有権者には『1区は篠原氏、比例代表は共産党』と訴える」と明言した。

 社民党は、安保法制反対などが盛り込まれた政策協定を交わしたため、正式推薦する方向で調整に入った。

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 中川氏は5日の記者会見で、出馬理由について「安保法制を廃止しなくてはならない」と説明した。共産党との連携を念頭に「3区を除いて野党共闘ができそうだ」との見方を示した。

 共産、社民両党は当初、民進党で出馬予定していた下条みつ氏(61)を野党統一候補として擁立することを模索。だが、下条氏が希望から公認され、民進党を含めた「野党共闘」路線は破綻した。

 これに関連し中川氏は、安保法制を容認する希望の政策スタンスに否定的な考えを示した上で、「戦う決意をした」と述べた。