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【衆院選】
埼玉から「希望」1次公認に14人 民進系9人、枝野幸男氏らには“刺客”
新党「希望の党」(代表・小池百合子東京都知事)は3日、衆院選の第1次公認候補者を発表し、埼玉県内は15選挙区のうち計14選挙区で候補者を擁立する。民進党から9人の立候補予定者が合流する一方、新党「立憲民主党」から出馬する枝野幸男氏(5区)、山川百合子氏(3区)には、希望の党から“刺客”が送り込まれ、明暗が分かれた。公示まで1週間を切り、選挙戦は県内でもおおむね「自民・公明」「希望・維新」「立憲民主・共産・社民」の3極が争う構図となった。 (黄金崎元、川上響、大楽和範)
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「ポスターなどストップをかけていたが、ようやくいろいろな準備ができる。選挙に向けて戦うことができる」。ほっとした表情をみせるのは、12区での希望の党の公認が決まった森田俊和氏だ。
2区の菅克己氏は「(希望の党の公認が得られなかった)仲間のことを思うと、無条件では喜べないが、せっかく得られたチャンスなので頑張っていきたい」と話した。
同党の公認を得られたものの、当初予定していた13区ではなく、11区に“国替え”になった三角創太氏のようなケースも。希望の党の公認を得られた別の候補予定者は「新人なのに落下傘みたいで大変だ」と驚いてみせた。