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希望の党1次公認に九州19人、山口2人

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希望の党1次公認に九州19人、山口2人

 「希望の党」が3日に発表した1次公認のリストに、九州7県では19人が、山口県は2人が入った。安全保障関連法に強硬に反対してきた民進党前職から、憲法改正を訴える保守派まで。候補予定者が掲げる理念をみれば、民進党ほどではないが、ごった煮状態と言わざるを得ない。

 九州の19人のうち、民進・民主党の国会議員経験者が10人と、半数以上を占めた。さらに4人は、民進党が擁立を決めていた新人だった。

 こうした民進党関係者の多くは、共産党との共闘も視野に入れ、安倍政権による安保法制制定や憲法改正に、反対してきた。

 一方、「日本のこころ」の中山成彬元文部科学相によるリクルートもあった。中山氏は憲法改正に賛成する人材にこだわった。昨年の参院選で、こころから立候補し、落選した石井英俊氏を、福岡1区で擁立した。

 この結果、同選挙区の民進元職、山本剛正氏は、公認が得られなかった。

 民進党からの公認申請者のうち、左派色の強さから選に漏れたのが、山内康一氏(福岡3区)と川内博史氏(鹿児島1区)だ。2人は立憲民主党からの出馬を模索する。

 福岡3区をめぐっては、“刺客”擁立の動きもあった。

 希望の細野豪志元環境相は、旧知の福岡県議を一本釣りし、出馬を模索した。この動きに、県議をこれまで支援してきた労働組合が猛烈に反発。県議は立候補見送りを余儀なくされた。

 公示まで1週間。野党のドタバタ騒ぎは、収まらない。民主党福岡県連のある幹部は「希望の党と立憲民主党で、仁義なき戦いが始まった。結局、与党を利するだけだ。こんなことなら民進党のままで戦えばよかった」とこぼした。 (村上智博)