産経ニュース

【衆院選】「希望」公認案、民進出身者に動揺広がる 「執行部は何を…」憤りも 埼玉

地方 地方

記事詳細

更新

【衆院選】
「希望」公認案、民進出身者に動揺広がる 「執行部は何を…」憤りも 埼玉

 小池百合子東京都知事が代表を務める新党「希望の党」が衆院選(10日告示、22日投開票)で擁立する第1次公認候補者リストの原案が判明したが、県内の民進党立候補予定者の間で動揺が広がっている。希望の党は県内の15選挙区のうち、8選挙区で擁立を検討している。同党への合流を目指していた民進党候補者の選挙区でも公認候補を送り出す可能性があり、不安を隠せない新人候補もいる。 (黄金崎元)

                     ◇

 「県議を辞職したばかりなのに公認を得られず、新たな候補者を送り込まれるなんて許されない。執行部は希望の党と何を交渉しているんだ」と憤るのは民進党の地方議員の1人。

 埼玉2区で民進党から出馬を予定していた菅克己氏と埼玉3区の山川百合子氏は衆院選に出るため、9月29日に県議を辞職したばかりだが、リストには別人の名前がある。埼玉13区も新人の三角創太氏が立候補する予定だが、リストには河村たかし名古屋市長の元秘書の北角嘉幸氏の名前が挙がっている。三角氏の男性秘書は「解散しても公認がないので、どうすればいいのかわからない」と身動きできない状況だ。

 また、前職も“刺客”を送り込まれている。埼玉1区の武正公一氏は希望の党への合流を望んでいたが、同党は別の候補の擁立を検討。枝野幸男氏の埼玉5区でも同様だ。

 一方、29日の県連の会合後に記者団に「合流か無所属か自分で決めたい」と話していた埼玉15区の元職、高山智司氏だが、既にリストに含まれている。

 選挙前での野党の混乱ぶりについて、自民党県連の鈴木聖二幹事長は「右派と左派が混在する民進党の全候補者の合流は予想した通り難しい」と指摘。「小池知事の『排除』や『選別』という言葉はおごりの表れで、有権者に上から目線が伝わりつつある。われわれはぶれずに堂々と政策を訴えていきたい」と話した。

                     ◇

 ◆3県議の辞職許可

 県議会は本会議で、衆院選に出馬を予定しているいずれも民進党・無所属の会の山川百合子(南1区)、菅克己(南2区)、吉田芳朝(南18区)の3議員の辞職を許可した。29日付。これに伴い会派構成は、自民党52▽民進党・無所属の会10▽公明党9▽無所属県民会議8▽共産党5▽無所属改革の会3▽無所属1-の計88人(欠員5)となった。