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長崎大、露医大と提携 被ばく医療の専門家育成

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長崎大、露医大と提携 被ばく医療の専門家育成

 長崎大は、チェルノブイリ原発事故の放射線被害を経験したロシアやベラルーシの医科大学と、平成29年度から単位互換交流を始めると発表した。原爆の放射線が人体に及ぼす影響を研究し続けた点を生かし、世界で活躍する被ばく医療の専門家を増やす。東京電力福島第1原発事故で被災した福島県川内村での実習も検討しており、福島県立医大とも連携を深める。

 長崎大と福島県立医大が共同で設けている修士課程「災害・被ばく医療科学共同専攻」の大学院生らを、ロシアとベラルーシの医大3校や研究機関に派遣し、放射線生物学などの講義を受けさせる。

 両国の医大からも学生を受け入れ、被ばく影響学といった講義を提供。将来、互いに留学先の学位まで取得できる制度の構築を今後5年で目指す。

 長崎大・原爆後障害医療研究所の高村昇教授(被ばく医療学)は「放射線に関する国際機関で活躍する、世界のリーダーを養成したい」と語った。