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奈良・川上村「地域おこし協力隊」平井健太さん、国際家具デザインコンペで銅賞

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奈良・川上村「地域おこし協力隊」平井健太さん、国際家具デザインコンペで銅賞

 木工作家で、川上村の「地域おこし協力隊」としても活動する平井健太さん(33)が吉野杉を使って制作した座いすが、北海道旭川市で今年3月に行われた「国際家具デザインコンペティション旭川2017」で、銅賞にあたるブロンズリーフを受賞した。平井さんは今年、自らの工房「studio Jig」も立ち上げており、今後の活躍が期待される。

 平井さんは静岡県焼津市出身。京都造形芸術大環境デザイン学科を卒業後、建設会社での勤務を経て岐阜県内の木工職人養成塾で家具づくりを学び、アイルランドに渡った。現地では家具アーティストの工房で、曲線を生かした独自の家具づくりの技法を学んだという。

 帰国後、応募した川上村の地域おこし協力隊員に採用が決まり、昨年村へ移住。現在、村で隊員としての活動の傍ら、家具づくりに取り組んでいる。

 「国際家具デザインコンペティション旭川」は3年に1度開催されており、平井さんは今回が初出品。出品した座いすは、長さ2・3メートル、幅14センチ、厚さ1・5ミリの吉野杉の板15枚を重ねた合板を曲げて、肘掛けと背もたれに加工している。やわらかな曲線と、吉野杉の木目の美しさが印象的だ。

 今回のコンペには世界30の国・地域から計683点が出品され、平井さんの作品はデザイン性と技術に加え、やわらかさや座り心地が評価されたという。

 平井さんは現在、座いすとベンチを販売しており、「今後、さらに吉野杉を使った作品をつくっていきたい」と話した。