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前橋市のふるさと納税大幅減 7月 返礼品見直し影響

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前橋市のふるさと納税大幅減 7月 返礼品見直し影響

 前橋市に対する7月中のふるさと納税寄付件数が、前月と比べ大幅に減ったことが分かった。金券などの取り扱い自粛を求めた総務省通知に対応したことが要因で、寄付金額は前年同期比で増加しているものの、今後は減少する可能性が高い。

 市は昨年度、過去最高となる寄付金約2億7600万円を集めた。今年4月以降も好調で、6月まで件数・金額とも前年同期比で大幅に増加。総務省通知は4月に各自治体に届いたが、6月までは見直し前の返礼品で対応していた。

 通知に対応し、返礼品のラインアップを刷新した7月、予想通り影響が出た。同月27日現在で、件数は73件と前年同期比で43件減少。今年6月に比べ、150件減少となる。金額は約680万円(前年同期比約175万円増)にとどまった。5月は前年比で5倍となる、約2700万円を集めていた。市未来の芽創造課によると、金券や楽器など、取り扱いをやめた17品目に対する昨年度中の寄付金額は、約1億4千万円と全体の52%に匹敵し、人気を集めていたという。

 山本龍市長は9日の定例会見で、ふるさと納税の意義を強調しつつも、「29年度の減少は避けられないのではないか。7月以降は減額するだろう」と述べた。

 市民が昨年1~12月に、他の自治体に寄付した金額は約2億8千万円(概算)で、財政的にはマイナスとなったが、健闘を続けている前橋市は今後、新たな工夫が求められそうだ。