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栃木の登山難易度、最難関は皇海山 県「力量にあった山選びを」

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栃木の登山難易度、最難関は皇海山 県「力量にあった山選びを」

 県内の一般的な登山ルート82件について、体力の必要度や技術的難易度を示す「山のグレーディング」が作成された。山岳事故防止を目的に、難易度の一覧表が掲載されたパンフレットが1日から県内市町や関係機関で配布され、県ホームページでも公表。初心者や中高年らの山岳事故が相次いでいる状況を踏まえ、県は「自分の力量にあった山選び」を呼びかける。

 県内の山岳関係団体、市町、県警などによる県山岳遭難防止対策協議会(小島守夫会長)が作成した。県内の一般的な登山ルートを選定し、既にグレーディングを公表している長野県や群馬県などと同様の基準で難易度を評価した。

 体力度は距離や標高差、歩行時間などから評価した1~10の10段階。1~3は日帰りが可能、4、5は1泊以上が適当、7、6は1、2泊が適当、8~10は2、3泊が適当としている。技術的難易度は地形上の特徴、必要な能力などからA~Eの5段階で評価。Aは難易度も低いが、Bは沢や崖を通過し、急な上り下り、道が分かりにくい場所があり、Cははしご、くさり場がある。Dは岩場を通過するのにバランスを取る必要があり、Eは緊張を強いられる厳しい岩尾根が続くなど難易度が高い。

 皇海山(すかいさん)(日光市)は体力度「7」、技術的難易度も県内唯一の「D」と最も難関。体力度「6」は黒岩山(同)、日帰りできるレベルではない「5」は女峰山(同)など5ルートだった。技術的難易度「C」は庚申山(同)など4ルートある。古賀志山(宇都宮市)は人気の低山だが、難易度は高い。一方、一部が公園として整備されている三毳山(みかもやま)(栃木市)など46ルートは技術的難易度がAだった。