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新酒の出来栄えに笑顔 綾菊酒造が「呑み切り神事」 香川

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新酒の出来栄えに笑顔 綾菊酒造が「呑み切り神事」 香川

 香川県の酒蔵の一つ「綾菊酒造」(綾川町)は27日、冬場に仕込んだ日本酒の熟成具合を吟味する「呑(の)み切り神事」を開いた。出席者は秋に出荷時期を迎える新酒の色や香り、のどごしなどを確かめた。

 神事は寛政2(1790)年の創業以来続く伝統行事。県産米のオオセトと綾川の伏流水で仕込んだ銘酒「国重」の神事は今年で24回目となる。

 神事を前に、岸本健治社長は同社の「大吟醸国重」が今年5月に行われた全国新酒鑑評会で9年ぶりに金賞を受賞したこと、また今年度から地元の農業法人と連携し、綾川町山田産米オオセトの栽培が始まったことを報告した。

 神事には同社社員や酒販店経営者ら約40人が参加。タンクから酒を取り出し、玉串奉納などの後、新酒の味わいを確かめた。出席者は「さわやかさがある」「後味のキレもいい」と満足そうな表情をみせた。

 杜氏(とうじ)の宮家秀一さん(48)は「今年も良質な酒が披露できてうれしい。今後もさらなる質の向上を目指したい」と話した。