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九州豪雨 バス路線、一部除き復旧
九州北部の豪雨に伴い福岡、大分両県で相次いだ路線バスの運休は、ほぼ復旧した。ただ、被害が大きかった福岡県朝倉市や大分県日田市の一部地域の路線では運転見合わせが続いており、再開には時間がかかりそうだ。
西日本鉄道によると、朝倉市の杷木・浮羽支線と日田市の1路線の計2路線で全線運休。福岡県筑紫野市から日田市までを結ぶ甘木幹線の朝倉市内の区間と、日田市内を走る別の路線の計2路線で部分運休している。
いずれも土砂崩れなどにより道路の通行止めが続くためで、再開の見通しは立っていない。
高速バス路線では、九州自動車道などが通行止めとなった5日から7日にかけて運休が続出した。西鉄グループによると、福岡市から九州各県を結ぶ15路線で影響が出たという。共同運行を含めると、運休は1千便超とみられる。
西鉄グループでは、5日に朝倉市を運行中の路線バス2台で、車体に水が入る被害があった。運転士の判断で冠水していない地区まで走行、いずれも乗客を避難所まで送り届けたという。