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7月21日から屋島ドライブウェイ無料化 高松市長「活性化に期待」

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7月21日から屋島ドライブウェイ無料化 高松市長「活性化に期待」

 高松市が無料化に向けて準備を進めてきた有料道路「屋島ドライブウェイ」について、同市の大西秀人市長は27日の定例会見で、7月21日から通行料金の無料化を実施すると発表した。大西市長は「市民が屋島の価値を再認識し、屋島への愛着が一層高まることを期待する。また地域経済への波及効果も期待され、市全体の活性化につながる」と述べた。

 道路や山上駐車場などの取得費用などを盛り込んだ補正予算案が議会で可決され、関係機関との協議や事務手続きなどにも見通しがついたため、小中学校の夏休みシーズンに合わせてスタートすることにした。

 これまで普通車630円、バス2520円などとなっていた通行料金を無料化し、これまで無料だった山上の駐車場代を普通車300円など別途徴収する。通行時間はこれまでと同様の午前6時半~午後10時。無料化の初日には屋島の標高(292メートル)にちなんで先着292人にシリアルナンバー入りの記念品を配る。

 また、今後は自転車や歩行者が通行できるように整備する予定で、市道認定の手続きも進めている。

 ドライブウェイについては通行料の割高感が、景勝地・屋島の活性化の妨げになっているとの指摘があり、市は平成26年から無料化の検討に着手。昨年9月には3カ月間、無料化の社会実験を行ったところ、利用台数が過去3年間に比べ1・4倍となるなど、一定の効果が確認された。

 屋島の活性化にとって長年の課題であったドライブウェイの無料化が決まり、屋島山上の旅館や土産店などからは歓迎の声があがった。

 旅館「屋島の宿桃太郎」の女将(おかみ)、浜田領子さん(73)は「社会実験でもかなりの人が屋島に来てくれたので、無料化が定着することで、さらにお客が増えることを大いに期待している」と喜ぶ。

 土産店を営む稲田稔さん(69)は「観光客が大幅に増えるのは確実で、非常にありがたい。これを呼び水として、屋島に活気が戻ればうれしい」と話した。