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前橋でゆったりライフ実現を 「チッタスロー協会」加入 国内2例目、赤城地域の自然生かす

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前橋でゆったりライフ実現を 「チッタスロー協会」加入 国内2例目、赤城地域の自然生かす

 前橋市は22日、前橋・赤城地域がゆったりとした質の高い生活や食文化、環境を尊重した都市の実現を目的とする「チッタスロー協会」へ加入したと発表した。宮城県気仙沼市に次いで国内2例目。

 「チッタスロー」は英語だとスローシティと同義。同協会は前橋市の友好都市、イタリア・オルビエート市に本部を置き、世界30カ国238都市が認定されている(22日現在)。認定は5月12日付。

 山本龍前橋市長が平成26年、オルビエート市を訪問し、チッタスロー運動の目的など同協会の理念に共感し、加入申請していた。当初、加入条件の「人口5万人以下」に当らず断られたが、赤城地域の自然を生かした有機栽培や「赤城の恵」ブランドの拡大などを行った結果、同協会の審査に合格し、赤城地域のみを分離して加入が認められた。今月16日、オルビエート市のジェルマーニ市長から前橋市訪問団に認定証が授与された。

 加入を記念し、前橋市は今秋に赤城地域の食や伝統文化をクローズアップした関連イベントを開催予定。市担当者は「赤城に残る、ささら舞や三番艘などの伝統芸能も認定の決め手になったはず」と強調する。

 山本市長によると、赤城地域に元々あるものを生かし、ゆったりとした時間軸で、環境負荷の少ない地産地消の町を作っていきたいという市の理念とチッタスローが一致したという。その上で市長は「異例の分離登録をいただけて非常にうれしい。これからも精神的な豊かさを追求し、赤城の皆さんにゆったりした暮らしを続けてもらいたい」と話した。