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全国初「がん探知犬」で早期発見へ 死亡率全国ワーストの山形・金山

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全国初「がん探知犬」で早期発見へ 死亡率全国ワーストの山形・金山

がんの早期発見を行っているがん探知犬(山形県金山町提供) がんの早期発見を行っているがん探知犬(山形県金山町提供)

 探知犬による健康診断は、町の健康診断を受診した人で、検査に同意した人の尿を採取して冷凍。千葉北総病院にこの検体を送って探知犬が検査する。また、探知犬を育成・訓練している「セント・シュガージャパン」(千葉県館山市)にも検体が送られ、2カ所で検査を進められる。

 同施設によると、疲れたり飽きてきたりすると精度が落ちるため、検査は1頭当たり1日5~6回が限度。また、国内で働くがん探知犬は現在5頭で、いずれもラブラドルレトリバー。遺伝的に鋭い嗅覚を持つことが条件で、1頭を育てるのに約500万円の費用がかかる。

 町健康福祉課の五十嵐優一課長(59)は「早い段階でがんが発見でき、治療費も低く抑えることができる」と話し、今後3年間で40歳以上の町民全員の実施を目標にしている。(柏崎幸三)