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全国初「がん探知犬」で早期発見へ 死亡率全国ワーストの山形・金山

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全国初「がん探知犬」で早期発見へ 死亡率全国ワーストの山形・金山

がんの早期発見を行っているがん探知犬(山形県金山町提供) がんの早期発見を行っているがん探知犬(山形県金山町提供)

 人間の呼気や尿の臭いで早期がんを発見する「がん探知犬」を使った健康診断が山形県金山町で始まった。がん探知犬を利用した検査は全国で初めて。実施する町は「がんを早期発見し、町民の健康に役立てたい」としている。

 金山町を含む最上地域の1市4町3村は胃がんによる死亡率が高く、特に女性の胃がんの死亡率は全国ワーストとなっている。

 こうした状況を打開しようと、金山町は日本医科大の千葉北総病院(千葉県印西市)のがん診療センター長、宮下正夫教授に相談。宮下教授からがん探知犬によるがんの早期発見を提案されたという。

 がん探知犬は、良性の腫瘍(しゅよう)には反応せずに、がん患者が出す呼気や尿からがんの有無をかぎ分け、振り返ったりして知らせるという。がんの発見率はほぼ100%に近い実績があるといい、今年度は40歳以上の町民1千人を対象に実施する予定だ。

 だが、がんの早期発見ができても、体のどこにがんがあるかが分からないため、探知犬ががんの疑いがあると発見した場合は、本人の話を聞き、家族の病歴もチェックして、内視鏡やCTスキャンなどの精密検査を実施する。

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