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伝統イグサで「花ござ卓球」、畳張りラケットで盛り上がろう 岡山・早島

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伝統イグサで「花ござ卓球」、畳張りラケットで盛り上がろう 岡山・早島

 早島町の伝統産業だったイグサに関連した「早島花ござ卓球」が考案された。畳張りの特製ラケットを使用するのが最大の特徴で、地元では町の新名物として売り出すという。

 花ござ卓球は、つくぼ商工会早島支所が新たな町特産品として一般公募した「早島特産品アイデアコンテスト」で今年3月、応募の76作から最優秀賞に選出された。

 これを叩き台に同支部では敷物用のミニ畳にグリップを加えたり、通常の卓球用ラケットに四角いベニヤ板を張り、その上にござを巻くなどしたオリジナルのラケットをはじめ、花ござで編んだネットも作製。

 ラケットのラバー部分はA5判サイズほどで球に触れる面積も広く、球の弾きも問題ないという。

 今後、7月7、8日に同町役場西側の特設会場で開催される「第25回 早島・倉敷花ござまつり」で無料の体験会を実施。利用者へのアンケートを基に、町民代表らで構成する開発委員会で改善点などを研究し、年内の商品化を目指す。

 今後はコミュニティー施設に取り入れて軽スポーツとして遊んでもらうが、同商工会の岡本浩孝経営指導員は「商品化すれば地元の木材加工業者らにも利がある。近隣の旅館などにも導入を求め、ひと味違った『温泉卓球』に育てるのも楽しみ」などと話している。

 昭和40年前後、県全体で約5500ヘクタールのイグサが生産されたが、同町はうち約120ヘクタールを占める産地だった。現在は保存活動で少量栽培されているのみ。

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 第25回「早島・倉敷花ござまつり」は7、8両日とも午前9時開幕。8日は午後5時、9日は同4時まで。今回は15の問屋業者らが花ござや多くのイグサ商品を安価で販売。3千円以上の購入者には抽選券も。

 関連イベントでは1歳未満の乳幼児が畳をはいながら競争する「ハイハイ大会」が人気だ。また花ござの手織りや畳製作、イグサのコースター、うちわ作りなども体験でき、食べ物や青果品なども販売される。

 問い合わせは同町まちづくり企画課(電)086・482・0612。