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長野の倒産2カ月連続10件超 5月

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長野の倒産2カ月連続10件超 5月

 帝国データバンク県内支店(松本、長野、飯田)が発表した5月の県内企業倒産集計(負債1千万円以上、法的整理)によると、倒産件数は前月と同じ12件、負債総額は前月比30億3500万円減の22億2500万円だった。倒産件数は10カ月ぶりに、2カ月連続で10件を超えた。

 業種別では「小売り」「サービス」が最多で各3件、負債は「サービス」が14億8500万円で最大だった。12件のうち8件が、倒産理由として「販売不振」を挙げたという。

 負債が最も大きかったのは、上田市の「柏屋別荘」で、約9億9500万円。同市の別所温泉で老舗旅館を経営し、小説家の川端康成ら文化人や著名人が宿泊したことで知られ、知名度の高い宿だった。1998(平成10)年の長野五輪にあわせた設備投資が経営悪化につながったとみられるという。

 同社によると、県内では昨年、宿泊施設の倒産が全国最多の8件だった。今年はすでにに4件が倒産しており、深刻な状況となっている。