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投薬ミスで70代男性死亡 三条総合病院、肝硬変治療薬取り違え

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投薬ミスで70代男性死亡 三条総合病院、肝硬変治療薬取り違え

 三条市塚野目のJA新潟厚生連三条総合病院(神田達夫院長)は2日、肝硬変で入院していた市内の70代男性に本来とは違う治療薬を誤って処方し、男性が5月1日に消化管出血のため死亡したと発表した。

 三条総合病院によると、死亡した男性はアルコール性肝硬変を患い、4月中旬に入院。4月28日朝から30日昼にかけ、本来は肝性脳症治療薬のリフキシマ錠200ミリグラムが処方されるべきところ、病院側が取り間違えて抗凝固薬のリクシアナ錠30ミリグラムを処方した。

 30日に男性の消化管から出血があり、翌5月1日午前10時20分ごろ死亡した。男性は付き添いの妻と同9時ごろまで会話をしていたといい、その後、容体が急変したとみられる。病院側が残りの薬を3日に確認したところ、投薬ミスに気づいたという。

 同病院は5月11日に外部の有識者を含めた医療事故調査委員会を立ち上げ、原因究明を進めるとともに、改正医療法の医療事故調査制度に基づき12日付で医療事故調査・支援センター(東京)に文書で報告した。取材に対し、同病院の若杉克彦事務長は「遺族に大変申し訳ない。調査結果を遺族に説明し、再発防止に努めたい」と話した。