産経ニュース

鳥取県庁に現地スタッフ受け入れ ベトナムから観光誘客を

地方 地方

記事詳細

更新


鳥取県庁に現地スタッフ受け入れ ベトナムから観光誘客を

 鳥取県は、今後日本への観光客数が大きく伸びると予想されているベトナムからの誘客に本格的に乗り出す。今夏、現地の旅行会社の派遣スタッフを県庁に受け入れ、県の観光情報をベトナム人の目線で収集してもらい、鳥取へのツアー造成につなげる。

 県の計画では、7月中旬から2カ月間、旅行大手エイチ・アイ・エスのベトナムでの提携パートナー会社「ソンハン・トレーディング・アンド・ツーリスト」のスタッフ1人を県庁に受け入れる。滞在中は観光地を巡り、情報収集とともにその魅力をベトナム人の観点からチェック。ベトナム人におすすめのツアーを造成するベースにしてもらう。

 また、ベトナム人観光客向けに、ベトナム語による鳥取の観光マップ、おみやげ品人気ランキングなどを作成してもらう。こうした誘客強化の事業費として6月補正予算案に約380万円を計上する予定。

 日本政府観光局のまとめでは、平成28年の訪日ベトナム人観光客数は前年比26.1%増の23万3763人で、同国の経済成長を背景に伸びが続いている。鳥取県も27年の80人が28年は220人に増加。今年は1、2月で、すでに50人が訪れた。ベトナム・ハノイと米子空港を結ぶ初のチャーター便も、11月の運航に向けて調整が進んでいる。

 しかし県内で、通訳を含めてベトナム語を使える人は少なく、ベトナム人の旅の好みは、受け入れ実績を積んできた韓国、台湾などの人らとは異なるという。そこで、ベトナムの旅行事情に詳しい現地スタッフを派遣してもらい、誘客態勢強化を図ることにした。県によると、ベトナムからの観光誘客を手がける自治体はまだ少なく、「ベトナムから日本の地方への旅行で先進県を目指す」(観光戦略課)としている。