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保護犬や猫を引き取る前にカフェで相性見極めて 岡山にオープン

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保護犬や猫を引き取る前にカフェで相性見極めて 岡山にオープン

 保護された犬や猫と触れ合い、相性を見極めた上で引き取ることができる「ほごっこCAFE」が岡山市南区にオープンした。店主の坂真由美さん(48)は「1匹でも多くの命を救って、譲渡後も継続的に支援していきたい」と話している。

 吹き抜けの店内を犬と猫が自由に駆け回る。客はお茶やコーヒーを飲みながら、触ることができる。夫婦で訪れた男性(50)は抱えた猫をなでながら「かわいくて癒やされる」と笑顔を見せた。

 カフェにいるのは、保健所で殺処分される予定だったり、個人で飼えなくなったりして引き取られた犬や猫。飼い主になる場合は面談や自宅の飼育環境のチェックを受ける必要がある。

 坂さんはもともと、銀行で働く傍ら、保護された犬や猫の譲渡先を探すNPO法人の活動に参加していた。ある日、犬の飼い主となった女性から連絡があった。「半年たってもなつかないので返したい」。訪れると犬はおびえた様子で、餌にはカラスがたかり、排せつ物は放置されていた。

 坂さんは「幸せに過ごしていると思っていたので本当にショックだった」と振り返る。犬はその後別の飼い主に引き取られた。NPOでは扱う数が多いため、譲渡後の状況まで確認する余裕はないのが実情だ。

 坂さんは継続して支援する必要性を痛感。今年3月に銀行を辞め、自宅を改装し、カフェのオープンにこぎ着けた。NPOでの経験から、受け入れるのは15匹までと決めている。「直接家を訪問したり、連絡を取ったりして、責任を持ってフォローしていきたい」と意気込んでいる。

 カフェは事前予約制で、ワンドリンク付き1時間千円。問い合わせは(電)090・4657・5760。