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白鷺隊の特攻に資料で迫る 姫路市平和資料館で遺品など200点展示

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白鷺隊の特攻に資料で迫る 姫路市平和資料館で遺品など200点展示

特攻隊員が着用した装備品などが展示されている姫路市平和資料館の春季企画展=姫路市西延末 特攻隊員が着用した装備品などが展示されている姫路市平和資料館の春季企画展=姫路市西延末

 姫路市平和資料館(同市西延末)で、先の大戦で鶉野(うずらの)飛行場(加西市)の航空隊員が九州を経て沖縄に出撃した特攻隊にスポットをあてた春季企画展「南の空に散った若者たち-姫路海軍航空隊(白鷺(はくろ)隊)と特攻-」が開かれている。戦闘機の模型や特攻隊員たちの遺書のレプリカなど約200点を展示している。7月3日まで。

 特攻隊員らの遺書や遺品などを通じて戦争の悲惨さや平和の尊さについて考えてもらおうと企画した。

 鶉野飛行場は姫路海軍航空隊の搭乗員養成を目的に昭和18年に建設。滑走路近くで川西航空機が当時の最新鋭戦闘機「紫電改」を製造していたことでも知られる。20年3月に同飛行場から神風特攻隊「白鷺隊」21機63人が九州の串良基地(鹿児島県)に移動。同4~5月、沖縄に向けて飛び立ち、戦死した。

 会場では、「必らずや一機一艦を屠(ほふ)り去りもって国家の危急を救わん」などと記された特攻隊員の日記や遺書、戦死公報などの複製品を展示。このほか、夏用飛行服や飛行帽、海軍の九七式艦上攻撃機や艦上攻撃機「天山」の模型や、軍用機をはじめとした日本の航空機開発の歴史を紹介したパネルも設置している。

 同館の担当者は「特攻隊員たちがどのような思いを胸に戦地に飛び立ったのかを見ていただきたい」と話していた。

 無料。開館時間は午前9時半~午後5時(入場は午後4時半)。月曜休館。問い合わせは同館(電)079・291・2525。