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警報機・遮断機ない「第4種踏切」、統廃合へ住民と交渉難航 筑西

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警報機・遮断機ない「第4種踏切」、統廃合へ住民と交渉難航 筑西

 警報機と遮断機のない「第4種踏切」で事故が後を絶たず、国土交通省が安全対策や統廃合を呼び掛けている。遮断機などの新設には1千万円以上かかるため、鉄道事業者は統廃合に重点を置くが、住民の理解が得られず交渉が難航するケースも多い。地元自治体は事業者と住民の間で対策に苦慮している。

 昨年9月、筑西市の関東鉄道常総線の踏切で、自転車に乗った小学4年の男児=当時(9)=が列車にはねられて死亡した。友達の家に遊びに行った帰り道。車が通れないほどの狭い踏切の手前は、雑木が生い茂って見通しが悪かった。

 「もう少し早く何らかの対策が取られていれば」。遺族は行き場のない思いを抱えている。

 国交省によると、平成27年度までの5年間で第4種踏切100カ所当たりの事故件数は、遮断機と警報機が整備された踏切の1・5倍。関東鉄道でも過去10年に6人が死亡した。

 筑西市は小4男児の事故を受け、第4種踏切に看板を設置したり、枕木に塗装したりする安全対策を実施。地元自治会との協議を重ね、事故現場の踏切など2カ所を今年3月に廃止した。

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