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佐賀県がフグ肝の提供断念

 佐賀県は、美味で観光の起爆剤になるとして、国に求めてきたトラフグ肝料理の提供解禁を断念した。県は平成16年ごろから「フグ肝特区」を申請したが、このまま続けても、国の理解が得られないと判断した。

 トラフグの肝は、強い毒のテトロドトキシンを含み、食品衛生法は提供を禁止している。ただ、佐賀県は、同県唐津市の業者が陸上養殖したフグは無毒だと主張し、16年と22年に特区申請した。昨年2月には、第三者委員会の議論を経て、フグを個体ごとに検査した上で提供すれば、安全は確保できるとして、国に解禁を要請した。

 これに対し、厚生労働省は今年3月、トラフグが毒を生成する仕組みが未解明であり、肝の提供は認められないと県に通知した。