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新ブランド米「いちほまれ」の魅力堪能 福井県農業試験場で試食会

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新ブランド米「いちほまれ」の魅力堪能 福井県農業試験場で試食会

 「ポストこしひかり」として県が開発した米の新品種「いちほまれ」の試食会が29日、県農業試験場(福井市寮町)であった。名称決定後、一般向けの試食会開催は初めてで、用意した200人分は約20分で品切れ。「甘みがあっておいしい」などと好評だった。

 県は、昭和31年に開発したコシヒカリを超える米をと、平成23年度から新品種の開発に取り組んだ。昨年12月に食味や粒感、育てやすさなどから新たな品種を決め、今月19日に名称が「いちほまれ」に決まった。

 同試験場は「いちほまれ体験デーGW」と名付けたイベントを開催。試食会はその一環で、昨秋に収穫した約6キロの米を用意。早い人は約2時間前から並ぶなど、開始前には長い列ができる人気ぶり。家族連れらは小皿に盛られた「いちほまれ」を味わった。

 永平寺町の中学3年、義野紅里さん(14)は「もちもちして、ちょっと甘みもある。学校の給食でも使ってほしい」。同市の会社員、斉藤壮寿さん(38)は「粘り強さがある米で、思った通りおいしい。福井の米として全国に出回ってほしい」と話した。

 開発責任者で、同試験場長の清水豊弘さん(59)は「これだけ多くの人が集まり、期待の大きさと責任を改めて感じた。『おいしい』という声も励みになる」と手応えを語った。

 同試験場によると、今年は131の認定農家が5月15日ごろに田植えを始め、9月ごろに収穫し首都圏を中心に試験販売。30年から本格的な販売を予定している。