産経ニュース

人生の最終段階をどう過ごすか… 富岡市が群馬県内初「終活ノート」5000部作成

地方 地方

記事詳細

更新


人生の最終段階をどう過ごすか… 富岡市が群馬県内初「終活ノート」5000部作成

 人生のエンディングについて考え、よりよく自分らしい生き方を模索する「終活」への関心が高まっている。そうした中、富岡市は終活に役立ててもらおうと、市独自の終活ノート「マイライフノート」を作成した。県内の市では初の試みという。 

 同ノートが誕生したきっかけは、平成27年6月からスタートした市地域ケア会議。そこで、延命治療の是非などを参加者が議論する中で終活全体について検討することになり、「これからの人生で自分の意思が尊重され、住み慣れた地域で暮らし続けることができるよう、自分のことを書き留めておくものが必要」との意見が集約され、ノートを作成することを決めた。

 ノートは「私のプロフィール」に始まり、「ペットについて」「家族・親族リスト」「友人リスト」や「介護・医療」、そして「臓器提供」「遺言書」に加えて「葬儀について」「形見分け・遺品の整理」-といった終末に備えた項目について書いておくことで、個人の意思が表明されるようになっている。

 市では「書けるところから記入し、必要に応じて何度でも書き直してほしい」と話している。

 今年度の生涯学習出前講座のメニューにも終活ノートについて盛り込み、保管場所も含めたノートの書き方講座を5月から公民館で開催する。

 ノートはA4判、18ページで5千部を作成した。希望者には市役所や生涯学習センター、公立富岡総合病院などで無償配布される。

 同市の高齢化率は30・7%(4月1日現在)で、市では「『もしものことが起きたとき』や『人生の最終段階をどのように過ごしたいか』などを考える動機づけとして活用してもらいたい」としている。