産経ニュース

十八銀、債権譲渡も 公取委に譲歩の姿勢

地方 地方

記事詳細

更新


十八銀、債権譲渡も 公取委に譲歩の姿勢

 ふくおかフィナンシャルグループ(FG)との経営統合を目指す十八銀行の森拓二郎頭取は17日、統合実現に向けて「取引先の債権を一部、(他の金融機関に)譲渡することも選択肢の一つだ」との考えを示した。長崎県内の貸出金シェアが高まることを懸念する公正取引委員会の審査が難航しており、譲歩の姿勢を示した。

 ふくおかFGと十八銀は当初、4月に経営統合する計画だったが公取委の審査が長引き、10月まで半年間延期した。公取委との議論で債権の一部譲渡を前提に統合が認められれば、対象となる顧客にも、同意を得られるよう説明していく。

 森氏は「(10月からのさらなる)再延期もあり得るが、こちらから統合を断念することはない」と強調した。店舗の他行への譲渡には「個人顧客などの口座が多く、手続きが膨大だ」と難色を示した。

 また、統合で貸出金利が高くなるといった取引企業の懸念を払拭するため、森頭取が24日~5月26日に県内9地区で顧客向けに説明するという。