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【夢を追う】鷹匠・石橋美里さん(1) 大事なことはタカが教えてくれた

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【夢を追う】
鷹匠・石橋美里さん(1) 大事なことはタカが教えてくれた

石橋美里さんと大きく羽を広げるタカ=16日午後、佐賀県武雄市(中村雅和撮影) 石橋美里さんと大きく羽を広げるタカ=16日午後、佐賀県武雄市(中村雅和撮影)

 佐賀県武雄市に、タカやワシを自在に操る女性がいる。20羽を超える猛禽(もうきん)類を飼育する石橋美里さん(22)は、害鳥排除やタカを飛ばすフライトショーなど、依頼を受けて全国を飛び回る。人生の半分以上を鳥と過ごし、最近は命をテーマに講義する教育者の顔も持つ。「大事なことはすべて、タカに教えてもらった。教わったことを、一人でも多くの人に伝えたい」と語った。

 《活動の原点は、田畑を荒らす野鳥の排除活動だった》

 カラスに田畑を荒らされて困っている地元佐賀の農家さんはもちろん、ノリの養殖棚を水鳥についばまれた有明海の漁師さん、糞害などに悩む企業や自治体など、さまざまな人から依頼を受けます。

 場所も被害の種類や原因もさまざまです。「全部これでいける」という方法はありません。

 例えば田畑なら、鳥が集まるのは収穫前です。そのタイミングで、たくさんのタカを使って、一気に追い払う。

 米や麦の倉庫なら一年中、野鳥が寄ってくるわけです。タカを使うだけでなく、鳥が嫌がる忌避剤も併用します。

 鳥を追い払うときに重要なのは、別のすみかを見つけさせることです。「ここは危ないから、別の所に移らないといけない」。そう思わせることがコツですね。

 時間帯や目的によって、タカだけでなく鳥を使い分けます。飛ぶスピードが速いのはオオタカ、急降下できるのはハヤブサ、夜目が利くのはミミズク…。個性に応じて、飛ばすんです。

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