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加東市立図書館が11連覇 4万人未満自治体の貸出密度 27年度

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加東市立図書館が11連覇 4万人未満自治体の貸出密度 27年度

多くの本が並ぶ加東市中央図書館=加東市社 多くの本が並ぶ加東市中央図書館=加東市社

 加東市立図書館が、公立図書館で1人あたり本を何冊借りたかを数値化した「貸出密度」の平成27年度調査で、人口4万人未満の全国自治体の中で1位に輝いた。同図書館は17年度以降、人口が4万人以上6万人未満だった26年度の1位も含めると、11年連続の1位となる。

 全国の図書館の活動実績をまとめる日本図書館協会(東京)によると、貸出密度は年間の1人当たりの貸し出し冊数から人口を割って算出。同市は15・0点で、2位の静岡県御前崎市11・6点を大きく引き離している。

 市は1位の要因として、市立図書館が4カ所あり、市民の身近に存在することや、蔵書数が計約43万冊と充実していることなどを挙げる。

 市によると、27年度の図書館の年齢別利用率は60歳以上の24・6%が最高。しかし、13~15歳は3・2%、16~18歳は1・5%と中高生の利用率が低いことが課題となっている。このため、26年度から市中央図書館の会議室を自習室として開放するなどして中高生の利用率アップを図っている。

 また、31年3月以降には同館の閉館時間を延長することも視野に入れ、全体の利用率向上へさらに力を入れていく方針だ。

 同館の大橋正明館長(59)は「今後は子育て世代に図書館に訪れてもらえるような方法を考えていきたい」と話している。