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仁井小跡地に日本語学校開校 東南アジアの24人入学「看護師になりたい」決意 兵庫

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仁井小跡地に日本語学校開校 東南アジアの24人入学「看護師になりたい」決意 兵庫

日本グローバルアカデミーの入学式で民族衣装を着て決意を述べる学生たち=5日、淡路市仁井 日本グローバルアカデミーの入学式で民族衣装を着て決意を述べる学生たち=5日、淡路市仁井

 平成22年3月に閉校した淡路市立仁井小学校(淡路市仁井)の跡地に5日、看護師などを目指す人のための日本語学校「日本グローバルアカデミー」が開校し、東南アジアの3カ国から来日した同校初の学生24人の入学式が開かれた。

 日本は看護師不足を背景に経済連携協定(EPA)で東南アジアからの看護師を受け入れているが、日本語の専門用語が壁になり、看護師国家試験が難関となっている。このため本国で看護師資格や看護学校のカリキュラムを修了した学生などを受け入れ、1~2年の学習で国家試験に合格できるレベルの日本語能力や、日本語能力試験の最難レベル「N1」(幅広い場面で使われる日本語を理解できる)の認定を目指す。

 日本語学校や貿易業などを手がける福吉通商(淡路市富島)が、平成26年12月に同市から鉄筋3階建ての校舎とその土地(約1500平方メートル)を213万円で購入して開設準備を進めていた。定員は60人で校舎から徒歩5分の民家を改装して学生寮として整備。島内の医療機関でのアルバイトを紹介するなどして生活面でも支援するという。

 入学式で前川誉志朗校長が「努力すれば必ず合格できる。夢に向かって頑張って勉強していきましょう」と式辞。その後、ベトナム、インドネシア、フィリピンから来日した男女24人が順に「看護師になりたいので日本語を一生懸命学びます」「やると決めたら最後まで頑張ります」と決意を語った。出席した門康彦市長は「開校は地域に活気をもたらし、一つのコミュニティーの形成にもなると期待している。地域に根ざした学校になることを望みます」と激励した。