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奈良交通、連節バス導入 京都・精華町、朝夕の渋滞解消へ 奈良

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奈良交通、連節バス導入 京都・精華町、朝夕の渋滞解消へ 奈良

 ■従来の1.5倍 130人輸送

 奈良交通は関西文化学術研究都市(けいはんな学研都市)で問題となっている朝夕の渋滞を解消するため、今秋から京都府精華町で、車両2台分つないだ形の大型バス「連節バス」を導入する。従来の1・5倍の人員を一気に輸送できるといい、通勤・帰宅時間帯の利便性が高まりそうだ。

 けいはんな学研都市では企業や研究施設の立地が進み、通勤人口が大幅に増加。日常的に朝夕は渋滞が発生しているという。そこで解決策として見いだされたのが、従来の1・5倍の人員を一度に輸送できる連節バスだった。

 連節バスはすでに全国9カ所で運行。近畿では兵庫県三田市(神姫バス)、滋賀県草津市(近江鉄道バス)に次ぎ、3番目の導入となる。国内では製造企業がないため、スウェーデン製のエンジンを備えたオーストラリア製の車体を購入。車両価格は1台約9千万円で、同社では2台購入した。

 通常のバスは全長11メートルで定員83人だが、連節バスは全長18メートルで定員130人。連結部は蛇腹タイプのほろでつながれ、電車のように車両間を移動できるようになっている。

 精華町での路上教習を経て今秋にも、朝夕のラッシュ時に近鉄京都線新祝園駅(同町)とJR学研都市線祝園駅(同町)を発着する路線バスとして運行する予定だ。

 奈良交通の平城営業所(奈良市)の車庫を拠点に運行するといい、同社担当者は、「県内で乗車できる機会は残念ながらないけれど、車庫から精華町への行き帰りの際に見られると思う」としている。