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被災松の仏像お披露目 七ケ浜で七回忌法要

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被災松の仏像お披露目 七ケ浜で七回忌法要

 東日本大震災の津波で被災し、「奇跡の一本松」で知られる岩手県陸前高田市の高田松原の松で作った5体の仏像が3月30日、宮城県七ケ浜町で開かれた震災の七回忌法要の会場でお披露目された。

 仏像は高さ2・7メートルの釈迦如来像1体と、高さ2メートルの菩薩像4体。京都府南丹市の専門学校「京都伝統工芸大学校」の学生約30人が、大阪府堺市の妙国寺の依頼を受け、昨夏から半年間かけて彫り上げた。

 製作にはブータン国王夫妻が派遣した留学生も参加。震災のあった平成23年11月、被災地を訪れた国王夫妻が京都にある同校の展示施設に立ち寄り、日本の仏像彫刻などに魅了されたことがきっかけという。

 会場では、津波で流されながらも助かった岩手県釜石市の旅館「宝来館」の女将(おかみ)、岩崎昭子さんが講演。岩崎さんは「(地元にも)村の先輩が未来の村を津波から守ろうと植えてくれた松林が残っている。その思いを次代の子供たちにつなげたい」と話した。