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茨城・坂東市長選 候補者の横顔(届け出順)

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茨城・坂東市長選 候補者の横顔(届け出順)

 26日に告示された坂東市長選には、ともに無所属で、3選を目指す現職の吉原英一市長(68)と、新人で元市議の木村敏文氏(61)の2人が立候補し、吉原氏の「継続」か、木村氏の「刷新」かをめぐり、4月2日の投開票に向けて舌戦を繰り広げている。両氏の主張や横顔を紹介する。(田中千裕)

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 □吉原英一氏(68)

 ■ICは活性化のエンジン

 「(3期目を)これまで関わった市政運営の集大成に位置づけたい」

 圏央道・坂東インターチェンジ(IC)と連動させた工業団地造成と企業誘致、パーキングエリア建設に伴う一般車両も利用できる「道の駅」建設など次なる施策に、「IC開通は活性化への大きなエンジンとなる」と言い切る。

 市庁舎の建て替えをはじめ、市観光交流センター「秀緑」や、誘致したビジネスホテルのオープンなどにより、岩井地区は一気に様変わり。「土日には街中に人が増え出した」と強調する。今後はイベントとの連動で、市内の県自然博物館からの周遊をもくろむ。

 真っ先に思い浮かべるのは震災復興。特に風評被害は甚大で、「値崩れは農家の死活問題だった」と、特産のネギやレタスの安全性を市場や県内外で訴えた活動を振り返る。

 思索を兼ねた趣味のヘラブナ釣りは年に2、3度。「携帯電話(が鳴るの)で、ウキを眺めながらの考え事もままならない」と苦笑する。

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 □木村敏文氏(61)

 ■教育への取り組みに自負

 「合併して12年。ここ数年の市政運営に疑問が生まれた」

 立候補の動機となったのが、閉校した県立岩井西高校舎を利用したベトナム人留学生受け入れ校問題だ。「(予算措置が必要なのに)議会に対して事前に何の説明もなかった」というものだが、結果的に予算案は否決され、計画は棚上げされたままだ。

 また、オープン間もない市観光交流センター「秀緑」については「第三セクターによる経営の危うさに執行者が責任を持つべきだ」と持論を展開しつつ、圏央道に設置する「道の駅」も「パーキングエリア内の設置で運営が維持できるのか」と疑問を呈する。

 45歳のとき、町職員として10年間行政に携わってきた経験を買われ、PTAの仲間から「行政に物言える立場になってほしい」と押され、旧猿島町議に初当選。以来、学校施設の充実など教育問題には常に取り組んできたと自負する。

 「無趣味が趣味」だが、その唯一のゴルフ観戦は小田龍一プロのファン。