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高取に初の女性副町長 東さん「経験と視点生かしたい」 来月1日就任 奈良

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高取に初の女性副町長 東さん「経験と視点生かしたい」 来月1日就任 奈良

 高取町まちづくり課長の東扶美(ひがし・ふみ)さん(57)が、4月1日付で副町長に就任する。同町で女性の副町長誕生は初めてで、県下の市町村でも女性が「自治体ナンバー2」に就任するのは極めて珍しい。女性の視点を生かしたまちづくりに意欲をみせている。

 東さんは大淀町出身。プール学院短大を卒業して昭和55年に高取町役場に入庁。総務課長補佐、企画財政課長などを経て、平成23年4月から現職。商工、観光、農林部門を集約した重要ポストで、薬草によるまちづくりや高取城跡を活用した観光PR施策を進める一方、予算編成などにも携わり、町行政の第一線で仕事をしてきた。

 町は女性活躍推進法の施行を受け、さまざまな場で女性が活躍できる環境づくりを推進。役場でも女性の活躍の場を広げようと東さんの登用を決め、8日の町議会で承認された。

 町長から就任を要請されたときは「かなり悩んだ」というが、「期待されているのだから応えなければならない」と引き受けたという。

 「もともと楽天的なタイプ」という東さん。母親がずっと仕事をしていた影響で、結婚後も2人の子どもを育てる中、「家庭と仕事」を両立してきた。県町村会によると、過去に川西町で副町長、上牧町で助役を女性が務めたが、県内の市では女性が副市長や助役に就任した例はないという。

 東さんは3月31日付で町職員を退職。4月1日付で特別職の副町長に就任する。東さんは「町長を補佐する重大な役目。不安が大きいが、頑張るしかありません。住民と情報を共有しながら今までの経験を生かした魅力あるまちづくりや、女性の視点を生かした取り組みを行っていきたい」と話している。