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長尾家の宝刀「小豆長光」今どこに? 足利の長林寺に写真

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長尾家の宝刀「小豆長光」今どこに? 足利の長林寺に写真

長尾家が明治時代、長林寺に預けた宝刀の写真(同寺提供) 長尾家が明治時代、長林寺に預けた宝刀の写真(同寺提供)

 戦国時代の足利領主・長尾顕長(あきなが)が依頼して堀川国広に製作させた名刀「山姥切(やまんばぎり)国広」の展示に沸く足利市で、長尾家の宝刀とされる写真が菩提寺(ぼだいじ)の長林寺(同市西宮町)で見つかった。宝刀は一時、同寺に預けられたが、現在は所在不明。連日、全国の刀剣ファンが殺到する足利で大きな関心を集めそうだ。(川岸等)

                   

 住職の白金昭文さん(79)によると、明治18(1885)年10月5日、長尾家関係者が同寺を訪れ、当時の舞沢玄龍住職に「御宝刀」やよろいなどを預けた。現在も預り書が保管されている。

 その後、間を置かず、長尾家関係者が再度訪れ、「宝刀は返却してほしい」と持ち出した。よろいは持ち帰らず、そのまま同寺に所蔵され、現在、国広展が開催されている足利市立美術館で展示中だ。

 昭和42年夏、長尾家関係者が同寺を訪れ、「申し訳ないが、あの刀は先祖が売ってしまった」と伝え、記念として刀の写真を置いていった。シカの角の刀架(とうか)に刀と鞘が架けられ、箱書きには長尾家の当主の世襲名・長尾八郎の文字が見える。

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