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神戸に初の商用水素ステーション開設へ 3月下旬から運営

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神戸に初の商用水素ステーション開設へ 3月下旬から運営

今月下旬に開設予定の水素ステーションのイメージ(日本エア・リキード提供) 今月下旬に開設予定の水素ステーションのイメージ(日本エア・リキード提供)

 燃料電池自動車(FCV)向けの水素ステーションが今月下旬、神戸市兵庫区に開設される。市内初の商業用水素ステーションで、産業用ガス大手の「日本エア・リキード」(東京)など3社が共同で運営する。

 設置場所は同市兵庫区七宮町で、ガソリンスタンド跡地約300平方メートルを活用。水素の供給設備は1基で、1台を3分程度でフル充填(じゅうてん)することができる機能を備える。建設費は約5億円で、このうち最大5千万円を市が補助する。

 市は、実験的に水素の輸入基地を神戸港に新設する計画を立てるなど、水素エネルギーの普及拡大に取り組んでいる。平成27~28年度には、公用車としてFCV2台を導入。一方、市内のFCVは公用車を含め、計11台(昨年末現在)しかないという。

 久元喜造市長は「水素ステーションがなければFCVの購入につながらない。開設を機に普及に弾みがつけば」と期待を示した。

 同市によると、県内で営業中の水素ステーションは、26年に国内で初めて整備された尼崎市内の1カ所のみ。同市から山口県周南市の間に水素ステーションはなく、久元市長は「神戸は西日本の新たな拠点になる」と強調した。運営する日本エア・リキードの矢原史朗社長は「神戸は創業の地。地域密着型の地元に愛されるステーションを目指したい」と述べた。