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なつかしの学び舎再現も 坂井の旧春江工業高が「教育博物館」に

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なつかしの学び舎再現も 坂井の旧春江工業高が「教育博物館」に

 坂井市春江町江留上緑の旧春江工業高校跡地に「教育博物館」が4月15日、オープンする。県教委が県教育研究所を「教育総合研究所」として移転するのに合わせて研究所内に開設し、「高齢者から子供まで福井県の教育に親しみのもてる博物館」などをコンセプトに福井ゆかりの教育者や全国トップレベルの学力・体力を支える福井独自の教育の取り組みを紹介。「福井の教育」に触れることができる。

 来年の福井国体開催に伴い、福井市福町の福井運動公園付近に駐車場を確保するため同市福新町の研究所を移転する。研究所内の一部を博物館として、1階に展示室、2階に教科書閲覧室(広さ計約650平方メートル)、別棟1階に収蔵庫(約160平方メートル)を整備する。事業費は移転費を含めて約4億8千万円。

 常設展示では、昭和30年代の教室を再現した「なつかしの学び舎」と、触れられる教具、子供の作品▽戦後の小学校を中心に明治初期からの貴重な教科書▽20年後半から始まった学力調査など福井県独自の教育-などを紹介する。

 また、福井ゆかりの教育者約20人を紹介するためのパネルや著書を展示する。福井藩士、橋本左内が著した「啓発録」(宮内庁三の丸尚蔵館蔵より複製)、現代文法の基となる「橋本文法」を確立した国語学者の橋本進吉の直筆原稿「国語法要説」(東大附属図書館蔵)などが紹介される。