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パラオオウムガイ共同調査へ 鳥羽水族館、パラオの施設と協定 三重

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パラオオウムガイ共同調査へ 鳥羽水族館、パラオの施設と協定 三重

 鳥羽水族館(鳥羽市)は、西太平洋の島国、パラオのパラオ国際サンゴ礁センターと友好協力協定を締結したと発表した。パラオオウムガイなどの調査や研究を協力して実施していく。鳥羽水族館は、以前からパラオオウムガイの生態調査などでパラオと交流。今年度に県がパラオとの友好提携20周年を迎え、2月18日にパラオの同センターで調印式を行ったという。

 調印式には、鳥羽水族館の若井嘉人副館長や石垣英一・三重県副知事、同センターCEO(最高経営責任者)のイムナン・ゴルブー氏らが出席。両施設のサンゴ礁生物の飼育、展示、研究活動などの価値を高める▽展示生物や飼育技術、情報の交換を通じて両施設の発展に寄与する-ことなどを確認した。

 具体的には、ハゼやクラゲなど水生生物の展示手法や飼育技術などの情報交換や、共同でのパラオオウムガイの現地調査と捕獲、職員の相互交流などを検討している。

 同センターは、サンゴ礁や関連の海洋生物の研究、保全について普及、啓発活動を行う施設として、日本の無償資金協力により2001年に設立。研究施設のほか、水族館を備えている。

 鳥羽水族館は、これまでもパラオの生物調査などに職員を派遣したほか、パラオオウムガイの調査や捕獲などに携わってきた。

 パラオオウムガイは、直径約20センチと世界最大級のオウムガイとして知られる。鳥羽水族館では昭和54年ごろから一時展示されていたとの記録が残っているというが現在は飼育しておらず、今回の取り組みの進展により展示の実現も期待されている。