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カワウ捕獲奏功、6割に 群馬県会答弁 「空気銃」継続に手応え

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カワウ捕獲奏功、6割に 群馬県会答弁 「空気銃」継続に手応え

 県内各地の河川湖沼で、アユやマスなどを大量に捕食する大型水鳥「カワウ」。県の関東初となる捕獲対策が効果を上げ、昨年7月時点の生息数が前年の約6割に減ったことが、1日の県議会一般質問で明らかになった。自民党の岸善一郎県議の質問に須川均鳥獣被害担当参事が答弁した。

 カワウは平成10年から県内でも急増。26年には約1400羽が飛来し、高崎市吉井町の南陽台やみどり市の高津峡などで生息地(コロニー)が確認されている。成鳥だと1日約500グラムの魚類を捕食する。

 県鳥獣被害対策支援センターによると、漁業を中心に県内被害額は27年度が約1億8800万円。28年度も約1億1900万円に上ると推計され、高い水準を維持している。

 県は昨年5~6月に発砲音が小さい空気銃を使う「シャープシューティング」を関東で初めて実施。南陽台や高津峡などで計7回行った結果、28年7月時点の県内生息数は919羽で、前年同期の1417羽から大幅に減少した。

 須川参事は「河川への飛来数も減少したという漁業関係者からの声もある。この事業を継続することが有効」と手応えを話した。

 また、繁殖期の今月にもシャープシューティングで捕獲をする予定といい、今後は「捕獲技術者を計画的に育成し、埼玉、栃木、茨城などとも広域的に連携し、対策効果を高めていきたい」と述べた。