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茨城知事選、大井川氏が立候補表明 橋本氏出馬は「望むところ」

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茨城知事選、大井川氏が立候補表明 橋本氏出馬は「望むところ」

 9月の任期満了に伴う知事選に向け、日立市出身のIT会社役員、大井川和彦氏(52)が1日、水戸市内で記者会見を開き、「生まれ育った茨城の新しい躍動に貢献したい」と無所属での立候補を表明した。自民党本部は同日、大井川氏の推薦を決定した。知事選への出馬表明は大井川氏が初めて。

 大井川氏は県立水戸一高、東大法学部卒。昭和63年に通商産業省(現経済産業省)に入省し、平成15年に退官。日本マイクロソフトなどを経て28年から「ニコニコ動画」を運営する動画配信大手「ドワンゴ」の取締役を務める。県内の友人や知人の後押しを受け、知事選への立候補を決めたという。

 大井川氏は会見で「挑戦」という言葉を強調。「茨城には活力が足りない。新しいことに挑戦し、県民がわくわくする県にしたい。その熱を県外に発信し、茨城の魅力を日本中、世界中に認めてほしい」と述べた。

 政策については「暮らしやすさをつくる」「仕事・雇用をつくる」「人材を育てる」「夢・希望をつくる」とする4つの柱を示した。企業立地の推進や、最先端技術を取り入れた新産業の創出、情報通信技術を活用した教育、茨城国体や東京五輪・パラリンピックを通じたスポーツ文化や観光の振興などを想定している。現在4年連続最下位の魅力度ランキングでトップを目指すことも言及した。

 大井川氏は、水戸一高では直木賞を受賞した小説家の恩田陸さんと同じクラスだったとも明かした。

 一方、現職の橋本昌知事(71)は、立候補するか態度を明確にしていないが、すでに県町村会(会長・小谷隆亮大洗町長)や県町村議会議長会(会長・沼崎光芳美浦村議会議長)など、複数の団体から出馬要請を受けている。

 大井川氏は24年続く橋本県政について「功績もあるだろうが、24年も続けば人事や政策の意思決定でよどみやしがらみが必ず出てくる」と指摘。橋本知事が出馬する場合について問われると、「望むところ。県民に変化か、現状維持か、選択肢を示して問いたい」と宣言した。