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南伊勢高生の大学進学に100万円 南伊勢町が奨学金制度導入へ

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南伊勢高生の大学進学に100万円 南伊勢町が奨学金制度導入へ

 南伊勢町は、若者定住対策の一環として、県立南伊勢高校の生徒が大学に進学した場合、100万円を無償給付する奨学金制度を導入する方針を決めた。2日開会の定例3月町議会に関連議案を上程し、平成30年度の施行を目指すとしている。町によると、全国的にみても珍しい施策といい、効果が注目される。

 南伊勢高校は南勢校舎(南伊勢町)と度会校舎(度会町)がある。南勢校舎は、今春の入試では前期選抜で5人が合格内定しているが、後期選抜の志願者は現在ゼロとなっている。

 町としては、少子化が進み、こうした傾向が今後も続く可能性があることを懸念。平成27年度から、同校の生徒に対し、進学のための課外授業支援や就職サポートを実施している。

 今回導入を計画する奨学金制度は、同校の生徒が国公立大かそれに準じる私立大に進学した場合、毎年25万円ずつを4年間無償で給付。短大などの場合は、毎年15万円を2年間給付するとしている。

 計画では、平成29年度は該当大学などを選定する審査委員会を立ち上げ、詳細を詰める意向。町は「町内の中学生と保護者が、進学したい、進学させたいと思われるような、魅力のある高校にするため、サポートしていきたい」と話している。

 同地域では県立南勢高校が昭和30年度に開校、49年度に度会高と南島高(旧南島町)が開校し、少子化などで平成16年度に3校が統合し南伊勢高校3校舎制度がスタート。19年度末に南島校舎が閉校となり、現在は2校舎制。南勢校舎は近年、主な対象となる南伊勢町内2中学の卒業生がそれぞれ50人前後に減少しているという。