産経ニュース

入間の劇団鳥獣戯画「三人でシェイクスピア」15周年 新たな幕上がる

地方 地方

記事詳細

更新


入間の劇団鳥獣戯画「三人でシェイクスピア」15周年 新たな幕上がる

 入間市を拠点に活動する「劇団鳥獣戯画」が、シェークスピアの全37作品を90分間で演じる舞台「三人でシェイクスピア」を始めて今年で15周年を迎えた。節目の年は、7日のシアターグリーン(東京都豊島区)を皮切りに、7月まで公演。座長で同市在住の知念正文さん(66)は「一つの作品でたくさんの役をやるので、自分のいろんな面を見せたい」と意気込んでいる。(宮野佳幸)

                   ◇

 劇団鳥獣戯画は昭和50年に知念さんらが設立。当初は東京都中野区などで活動、現在は入間市に稽古場を置き、約10人が所属している。

 「三人でシェイクスピア」は3人の米俳優によって作られ、英、カナダなどでも好評でロングラン公演された。日本では同劇団が平成14年に初上演。知念さんと石丸有里子さん(61)、劇団外から赤星昇一郎さん(61)の3人が当初から全国を回って公演を続けており、内容は日本向けにアレンジされている。

 シェークスピア全37作品が凝縮され、3人によると、全て演じるのに数十時間かかるという喜劇の16作品は約1分にまとめ上げる。「オセロ」ではラップ調で演技するという。

 また、観客の膝に手を置いたり、「僕の目を見て」と話しかけたりする「観客参加型」も特徴。驚く観客もいるが、石丸さんは「最後は一緒に参加して、やり遂げた感じがあるんじゃないか」と笑う。

 赤星さんは同作品について「芝居を見ていない高校生も『芝居って面白い』と気付き始め、それが伝わってくる。日本にはない芝居で、続けていく意味がある」と思い入れを語った。

 同作品は3~7月にシアターグリーンや山手ゲーテ座(横浜市)で上演。前売り一般3500円(当日3800円)など。問い合わせは劇団鳥獣戯画(電)04・2960・6000。